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クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

私の矜持

ビジネスパーソンの熟達化の研究論文を読むと、どんな職業でも熟達化するのに10年ぐらいかかると報告されている。私自身は22年の経験があり、今の人材育成の仕事で食べていけると感じたのは入社して7年ぐらい。心底、天職だと思えるようになったのは10年過ぎたくらいだろうか。


入社した時は、大学卒業してからも大人を教育する仕事なんてあるんだ?と不思議に感じてた。また教育に胡散臭も感じていた。教育は形があるものではないので、自分の仕事は虚業ではないかとも悩んだこともありました。


今は全くそんなことは感じません。代表的な経営資源と言えば、人 モノ 金 時間 情報です。 お金は昔と違って調達手段が増えました。お金があればモノは買えます。時間はみんな平等で1日24時間。情報は溢れかえっています。一番経営者が思い通りにいかないのが人です。一番の変数と言っていいでしょう。人の成長によって大化けする事業。その一方で、酷い人材によって歴史ある大企業が存続の危機に陥ることもある。


働く個人にとっても、1日のうち最も時間を拘束される仕事がつまらなかったり、変な上司に巡りあったがために心身ともに疲弊してしまうのは悲しいことです。できれば自分の情熱を注ぎこめる仕事であったり、職場であると幸せだと思います。


日本の企業は昔から、会社と従業員の関係は主従関係に近いものでした。滅私奉公が求められ、社員もそれが当たり前だと考えてきた人が多かったと思います。滅私奉公して所属している企業が成長すれば、自分の収入も増え家族も養っていけるという暗黙の了解がありました。


今の時代は、企業と社員の間にそんな牧歌的な主従関係はあまりないですね。いやなくもないか。ただ、企業と社員の関係はより50対50の関係性に変わっていくでしょう。そうすると、当然企業の人事施策も変わってきます。従来はその会社での仕事のやり方を画一的に覚えさせるのが企業内教育の目的でした。今の時代は、個人の能力やスキルを本当に伸ばすことが目的になります。


これからは、社員をイコールパートナーだと捉えて人事施策を考える企業と、相変わらず主従関係で考える企業で人材格差が広がると思います。働く個人にとっても、サバイバルするのは大変ですが面白い時代になってきたとも思います。


私も微力ではありますが、人を大切にする企業を人材育成の仕事を通して応援したいし、出会ったビジネスパーソンの少しでもお役に立ちたいと考えています。それが、私の仕事に対する矜持です。

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