クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

3人の石工の話と働くみんなのモチベーションと高杉晋作

 

世界中をまわっている旅人がいました。その旅人がある町外れの一本道を歩いていると1人の石工に出会いました。石工は難しい顔をして石を削っていました。

 

旅人は「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。

 

「何って、見れば分かるだろう。石を削っているんだ。朝から晩まで、俺はここで石を削って切りださなきゃいけないのさ。この仕事で俺は飯を食っているんだよ!」

 

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか。。。全く俺の人生ついてないね。もっと気楽にやっている奴らが一杯いるというのに。。。」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

 

もう少し歩くと2人目の石工に出会いました。旅人はまた尋ねました。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、石を削って家の柱を作っているんだよ。この柱の曲線の美しさをみてくれよ。俺はナンバー1の石工になるのさ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して歩き続けた。

さらに旅人は歩いていくと、3人目の石工に出会いました。旅人はまたまた尋ねました。「ここでいったい何をしているのですか?」

 

「旅人さん、よくぞ聴いてくれました。私は今、建築中の教会の先端に取り付けるキャップストーンを掘っているんですよ。」「この教会ができたら、この国1番の教会になるんです。多くの人々がお祈りできるようになるんですよ。多くの人々の役に立つ仕事ができて、私は幸せですよ。」「是非、教会が完成したら見に来てくださいな」

 

旅人は、またこの地を訪れることを約束して石工と別れました。

 

 

3人とも石を削るという同じ仕事をしています。でも、それぞれ仕事の意義は違うようです。

仕事で褒められることありますか?多くは「出来て当たり前」「お金もらっているから、問題なくて当たり前」という感覚だと思います。そのため、仕事をしても周囲から感謝されることは少ないですよね。

 

管理職はだからこそ、自分達が従事している「仕事の意義」を楽しそうに熱く語り続けることが必要だと私は思います。また、部下や同僚の仕事ぶりに感謝の言葉を伝えることが大切だと考えます。

 

大人だから、みんな生活の為に給料が必要なのは分かっています。でも、お金だけだと心が乾きます。乾ききったら感覚が麻痺します。仕事だから当たり前・・・

 

でも、どうせ同じ仕事をするなら、少しでも心が潤っていたい。少しでも仕事をすることに対する、心の教会みたいなものがあって欲しいと感じています。

 

明治維新の志士の1人、高杉晋作の辞世の句が私は好きです。

「おもしろき こともなく世を おもしろくすみなすものは 心なりけり」

 

あなたの心の教会は何ですか?